「憲法九条の会・生駒」お知らせ 2020年7月19日(部内資料)

       ・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・

(迎撃ミサイル)イージスアショア断念→敵基地攻撃能力保持へ、とはいったい自民党は何を考えているのか!?

 

 自民党が6月30日に開いた「ミサイル防衛に関する検討チーム」の座長に、敵基地攻撃能力保持に積極的な小野寺元防衛相が就任、出席した中谷元・元防衛相も記者団に保有の必要性を強調している。相手が攻撃してからでは遅い、日本側が先に攻撃する能力を、というのである。

 これまで政府は、日本へのミサイル攻撃を防ぐため「他に手段がない」場合、「法理的には」敵基地攻撃は可能、としてきたが、「普段から他国を攻撃する、攻撃的脅威を与えるような兵器を持つことは、憲法の趣旨ではない」としてきた。これがこれまでの長年の政府の立場だ。

 軍事専門家は、北朝鮮の地下や移動発射台の敵のミサイルすべての位置を把握し破壊するのは不可能だとし、逆に報復攻撃を招く口実になる、としている。これでは双方が戦争瀬戸際体制となる。対話を重ねて平和を構築すべき国際関係に、全く逆行するものだ。

 

 

生活保護削る国に追随、憲法25条無視の名古屋地裁判決!    

     原告請求すべて棄却、司法の役割放棄!

 「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」 と定めた憲法25条はどこへ行ったのか?

 国が2013年から3回にわたり、平均6.5%、最大10%の生活保護減額を強行したことについて、全国29地裁で1千人以上の原告が減額取り消しを求める「生存権裁判」(いのちのとりで裁判)で、6月25日名古屋地裁が全国最初の判決をだしましたが、「原告の請求すべて棄却する」というひどいものです。

 新型コロナ感染は、低所得者ほど犠牲者が多数となり、日本の社会保障がいかに脆弱か、を浮き彫りにしました。 生活保護利用者は、食費、入浴、医療費、交際費の支出を減らし、 ぎりぎりの生活を強いられています。国と地方自治体は、憲法25条の立場に立って保護基準引き下げを中止し、速やかに引き下げ前に戻すべきです。原告団は控訴して闘います。

 いっぽう6月15日、参院決算委員会で田村智子議員は「窓口では、生活保護を申請させない水際作戦が相次いでいる」と指摘、コロナで収入が激減した漁業者が「漁船を売れば20万円になる、生活保護は無理」と言われたり、「自宅を売れば生活できる」と追い返された例を示し、「住まいや働くすべを失わせるのが生活保護行政か!」と追及し、「生活保護はあなたの権利です、と政府は国会のこの場から呼びかけよ!」と迫りました。これに対し、安倍首相は「誰でも文化的な生活を送る権利がある。ためらわずに申請してほしい」と答弁しました。口先ではなく、実際の窓口の対応がどうなっているかが問題です。

 

全国知事会全国市長会など3団体が7月3日、小中学校の少人数学級を求める提言書を萩生田文科相に提出

 全国知事会全国市長会全国町村会の地方3団体は7月3日、現在の小中学校の40人学級では新型コロナの感染予防ができないとして、萩生田文科相に少人数学級の実現を求める緊急提言書を手渡しました。

 7月4日に生駒市図書会館で開かれた「子どもと教科書生駒ネット21」主催の、教育懇談会・教科書検討会では、参加された現場の2人の小学校先生が、普通なら1クラス35人学級が、コロナで密集を避けるためにクラスを半分に分けて登校させ、18人くらいの学級の授業となったが、少人数学級というのがどんなにいいものか、授業のやりやすさ、子どもとの接触の度合い、子どもとの対話、教育効果のすばらしさ、などお2人とも感情を込めて強調されました。

 先進国では当たり前の20人学級がコロナで図らずも実現し、生駒市奈良県、日本の先生方はそれを実際に体験されて、日本の教育行政の問題点が浮き彫りになりました。イージスアショア計画が破綻し、約1兆円が浮いたなら、それを教育予算に振り替え、10万人の教員採用を行えば日本全国に直ちに20人学級は実現することです。要は政治の姿勢です。

 

来年度中学校教科書採択の臨時教育委員会は、8月3日(月)の予定です。

(正式の日程、傍聴の注意などは、7月27日ごろから生駒市のホームページに掲載されます)

 

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コロナで3~5月は休校・・・・・子どもを置き去りにしていないか?

保護者から多く出ている声は、小学1年生のことです。1年生は学校そのものを知らないし、友達もまだできていません。新しく「勉強」が加わりました。休校の際に学校から課題が出されていました。学校が再開して1週間後、ひらがなが復習の対象になっていました。ひらがなは休校中の課題になっていたのです。母は仕事に追われて、子どもに平仮名を教える時間はありませんでした。

 文科省は4月の通知で「休校中に課した家庭学習で、充分な学習内容の定着が見られる場合、授業で再度取り扱わないことができる」しかし、多くの自治体は、学習の遅れを取り戻すため、7時間授業や土曜授業、夏休みの短縮を決めています。

 これまで文科省は学習指導要領の通りやることを厳格に求め、標準授業時間数の確保を厳しく指示する教育委員会や学校があります。ここは教員の自主性にまかせて、子どもの状況に応じて、柔軟に対応することを認めるべきです。

 

憲法九条の会・生駒」への募金をお願いします。

「郵便振替口座 00930-9-278631 憲法九条の会・生駒」へお願いします。振り込み用紙は郵便局にありますが、前回のお知らせに「ゆうちょ銀行の振り込み票」を同封しました。どうかよろしくお願いいたします。

 

  ・・・・・・こ れ か ら の 予 定・・・・・・ 

8月5(水) ハンナのカバン実行委員会(13~14時 セイセイビル)予定

8月9(日) 生駒駅宣伝(11~12時 生駒駅

8月19(水) 生駒駅宣伝(11~12時 生駒駅) あと9条の会運営委員会(下記)

8月22(土) 生駒南9条の会運営委員会(14:30~17時 せせらぎ203)

8月23(日) 夏のつどい(図書会館、 生駒市平和委員会)

9月20(日) 鹿ノ台9条の会平和のつどい(鹿ノ台ふれあいホール、 前田徹生先生)

      第189回「憲法九条の会・生駒」運営委員会

       2020年8月19日(水) 午後1時~2時半  たけまる研修4

当会は運営委員を決めていません。当日参加された会員(1日運営委員)で構成しています。

        お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。