生駒南憲法9条の会ニュース 2020年11月No.2(部内資料)

生駒南憲法9条の会ニュース   2020年 11月号 NO.2

生駒南憲法9条の会の創立1周年ミニ集会、コロナ禍の中40人参加で大成功! 

 秋らしい気持ちのよい日(11月1日)、生駒南憲法9条の会、『創立1周年ミニ集会』が、南コミュニティセンターせせらぎで行われコロナ禍の中で約40名の参加者がありました。

 

 第一部は、古市恵子さんによる腹話術です。かわいい人形の笑たろうくんやおじいちゃんとのコロナや介護など時宜にかなった話題での軽妙なやりとりに会場は和やかな雰囲気になりました。

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笑ちゃんと古市さん

 第二部は、池田順作さん(憲法9条の会・生駒事務局長)のお話です。テーマは、「今、日本で何が起こっているのかを読み解く-日本が再び戦争の道に進まないために-」。レジュメに沿って話されました。
 1.菅政権になってでは、日本学術会議問題、核兵器禁止条約への日本政府の態度、敵基地攻撃能力保有問題、メディア監視等を挙げその姿勢を批判されました。

 2.ここまで進んだ「戦争する国づくり」では、ターニングポイントは2015年戦争法。

 3.では自衛隊と米軍との共同訓練、北朝鮮危機などの事実を示しての核兵器使用危機や南スーダンでのPk0活動で、ある隊員が遺書を書いたこと。そのような危険な方向に対して、前防衛相、元内閣官房副長官、元航空自衛隊空将補、マレーシア前首相らが戦争は国家間の紛争解決にならない(マレーシア前首相)などと良識ある意見を述べられていること。
よくある質問コーナーでは、現憲法アメリカの押しつけ憲法では?という疑問に、歴史的資料を示し日本人の手で制定した憲法であることを説明されました。
参加者から日本の独立と憲法成立、自衛隊問題、個別的自衛権問題等の質問が出され、ていねいにやりとりされました。最後に「憲法問題は、何度も勉強すること。」と結ばれました。

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お話しされる池田さん

 


☆アンケートより(一部抜粋)
・池田先生の理路整然としたなおかつわかりやすい説明ですっきりと頭が整理されました。
スーダンの件おどろきました。そこまでいっているとは怖ろしいです。9条は生きてあるのに。
・核の脅威がよくわかった。学校の授業のようであった。
・古市さんと笑ちゃんとおじいちゃんのやりとりがすごく面白くて久しぶりに笑わせていただきました。
自衛隊が明記されれば即戦争ができるというところがまだわかりません。
野党共闘して日米安保条約をなくさないかぎり、アメリカと共に戦争する国になってしまうことの恐ろしさを理解しました。
・学術会議に10億円国費が投入されているからと恩着せるが、言う連中は何億円も政党助成金もらっていることは言わない。しっかり宣伝広報すべきでは。
憲法全体の学習会などあればいいですね。
・コロナ流行にも関わって緊急事態条項についての目配りも必要と感じています。
・これから孫が戦争に行くなど考えられなくもないです。しっかり反対していきましょう。

・この問題は、歴史的に軍事力が果たしてきた役割をみることが大事だと思っています。

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古市さん、池田さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。これからも生駒南の皆さんのお力をお借りして文化や平和を考える集いをしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
「生駒南憲法9条の会」連絡先 井上靖章(0743-76-0743)