「憲法九条の会・生駒」お知らせ 2016年2月1日号(部内資料)

 
憲法九条の会・生駒」お知らせ 2016年2月1日号(部内資料)

 ・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・
 
 

新年早々から、戦争法廃止の動き活発に!
 12月に結成された「市民連合」は1月5日、「アベにNO! 野党共闘へ」を合い言葉にする初の街頭宣伝を新宿駅前で行いました。市民連合の各団体代表や野党各党が交互にスピーチして訴えました。野党では民主党蓮舫氏、共産党志位氏、維新の初鹿氏、社民党吉田氏らのスピーチに対し、聴衆からは「野党は共闘」のコールが何度もおきました。

 武蔵野市の市民団体「戦争法をなくしたい!オール市民の会」は、1月17日2000万署名の協力を呼びかける「吉祥寺ジャック署名大作戦」を展開、189人が参加し、1時間で646人の署名を集めました。参加者は10~20人のグループに分かれ、駅周辺の11箇所で集めました。
 
  12月に東京で、総がかり行動実行委員会など中央の大きな5団体が「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」を結成し、2000万署名の推進と、各地域での参院選野党統一候補擁立を目指して活動する、と発表しましたが、奈良県においても「戦争させない1000人委員会」「憲法を活かす県民の会」「9条の会」「憲法共同センター」の4団体が、以下の点で合意しました。

  ①「市民連合・奈良」を設立する。
  ② 2月19日に18:30よりJR奈良駅東口広場で「1000人委員会」と「憲法共同センター」共催の県民集会を開催する。(どなたでも参加できます。)
  ③ 3月上旬に記者会見して発表する。
  ④ 3月18日の18:30より奈良県文化会館で「市民連合・奈良」の設立集会を開催する。(どなたでも参加できます。)
 
 
 
 1月19日は戦争法廃止全国統一行動、2000万署名、集会とパレード
  毎月19日は戦争法廃止全国統一行動日ですが、今年初の1月19日は大変な寒さと強風のなか、国会周辺では5800人が「国会総がかり行動」として、「戦争法は今すぐ廃止」「安倍政権は今すぐ退陣」「野党は共闘」と繰り返しコールされました。「総がかり行動実行委員会」が呼びかけたもので、主催3団体や日弁連代表が挨拶し、民主、共産、社民、生活、維新の各国会議員がスピーチしました。
  「憲法改悪許さない生駒共同センター」は同日、生駒駅で14時から3時間のロングラン宣伝を行い、のべ59名が参加、145筆の署名を集めました。また同日、「さようなら原発・生駒」なども18時から生駒駅で署名・宣伝を行いました。                         
 
● 首相年頭会見で、「緊急事態条項」を突破口に改憲へ意欲
 安倍首相は、自公の他におおさか維新も加えて参議院で3分の2獲得を目指し、しっかり改憲を訴える、と年頭からくりかえし発言しています。
 参院選後に取り組むという改憲の入口は、世論が分かれる「9条」ではなく「緊急事態条項」から、が浮上しました。「外部からの武力攻撃、内乱等社会秩序の混乱、地震等の大規模自然災害」の場合、首相は「緊急事態宣言」を発することができ、「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定できる」(自民党改憲案)としています。独裁体制への導入です。フランスのテロ事件、2020年の東京五輪、近い将来の東南海地震などを展望して、野党も賛成せざるをえないだろう、としています。本命の「9条改憲」の突破口です。
 
● ジブチ基地が米軍支援の一大拠点に
 1月12日の衆院予算委員会で、防衛省ジブチ(エチオピアに隣接)の自衛隊基地を、米軍支援の一大兵たん基地へ強化する研究が進められていることが判明しました。この基地は、もともと「アデン湾の海賊対策」を口実に造ったものだが、海賊は年々減少し、15年度はゼロになっています。ゼロなのに撤退せず、首相は「自衛隊ジブチ拠点をいっそう活用するための方策を検討中」と答えました。
 
● 2016年度政府予算案、軍事費が5兆円を突破。国民には負担増・給付減。
 2016年度政府予算案における軍事費は5兆541億円で、当初予算で史上初めて5兆円を突破しました。「成立した安保法で可能な新任務に備えた防衛力整備」(日経新聞)と報じられ、辺野古の新基地建設費も前年度比2.4倍の595億円も計上されています。一方、国民には消費税増税社会保障費圧縮を押しつけながら、大企業には法人税減税です。社会保障費は毎年1兆円~8千億円の自然増がありますが、これを自然増4412億円に抑えています。国保は2018年度から財政運営を現在の市町村から都道府県に移行し、保険料軽減の市町村独自繰り入れをやめさせる計画です。
 
● 沖縄県辺野古住民が国を提訴
 国はすでに沖縄県に対し代執行訴訟を起こしていますが、翁長知事が埋め立て承認を取り消した効力を国土交通相が一時停止したのは違法として、12月25日県はこれを取り消す訴えを那覇地裁に起こしました。県はさらに判決が出るまでの間、国土交通相の執行停止決定の効力を停止するよう求める執行停止申し立て書を提出しました。この申し立ては、自然環境の不可逆的な破壊や、自治権の否定、普天間基地の危険性がそのまま辺野古に移転されることをあげ、「重大な損害を避けるため緊急の必要性がある」としています。
  さらに辺野古の周辺住民21人は、国を相手に、停止決定の取り消しを求めて那覇地裁に提訴しました。住民が受ける被害について詳細に訴えています。しかし国は訴訟中も辺野古での工事を継続しています。
  
● 中学生の職場体験、自衛隊じわり
 佐賀県の10の市と町で、約160人の中学生が自衛隊の職場体験に参加したことが分かりました。自衛隊ヘリの操縦席に座ったり、格闘術を体験しました。民間企業は近年、営業不振で職場体験を受け入れる事業所が少なくなっているけれど、その中でも受け入れ体験人数枠が多いのが自衛隊です。
 
● 右翼団体日本会議や、東京都神社庁改憲賛同署名活動を展開
 初詣でで賑わう年頭の神社で、参拝客対象に改憲賛同署名集めが行われました。日本会議などで作る「美しい日本の憲法を作る国民の会」(共同代表櫻井よしこ氏ら)が全国1000万を目標にすすめています。改憲内容として、「国民の会」版は「9条2項」など、ほぼ自民党改憲案に近いものです。いっぽう「東京都神社庁」版は9条には触れず、「憲法の良いところは守り、相応しくないところは改め、憲法の前文に日本らしさを表現し、美しい国土を守り、家族が心豊かに生活できる社会を作りましょう」という一般的な文言のみに改められています。参拝客は、右翼改憲派がすすめている署名とは気づかずに署名させられます。さらに、電話番号まで書かせて、国民投票時に利用する投票用名簿作りに利用する意図が明白です。
                                      
       ◎みなさんの、「憲法九条の会・生駒」への賛同募金をお待ちしております。
      「郵便振替口座 00930-9-278631 憲法九条の会・生駒」へお願いします。
 

      ・・・・・・こ れ か ら の 予 定・・・・・・
・2月3日(水)「アベ政治を許さない」戦争法廃止生駒ロングラン署名(午後2~5時 生駒駅
・2月9日(火)6・9行動 核廃絶署名(11~12時 生駒駅
・2月14日(日)仲里利信衆院議員講演会(沖縄衆院4区・オール沖縄 13:30~奈良商工会議所
・2月19日(金)戦争法廃止生駒ロングラン署名(午後2~5時 生駒駅

                         (3月3日(木) も同時刻、同場所)
 戦争法廃止奈良県民集
(18:30よりJR奈良駅で「1000人委員会」と「憲法共同センター」共催)
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・2月20日(土)「戦争行かない。だれの子どももころさせない」市民集会(13:30~セイセイビル)
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 ・2月23日(火)憲法生駒共同センター運営委員会(10~12時 たけまるホール和室C)

 声明書   2015年7月13日
 
戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
 
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも 災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。
 
精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
 
海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
 
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
 
学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。
 
生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。
 
自由と平和のための京大有志の会

 
 
 
 第138回 「憲法九条の会・生駒」運営委員会
        2016年2月3日(水)10:00~12:00 於たけまるホール和室C
  当会は運営委員を決めていません。
当日参加された会員(1日運営委員)で構成しています。
        お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。