放射能無料測定まつりのお知らせ

奈良・市民放射能測定所の辻本さんより。

  国民の安全と世論を無視して、原発の再稼働が始まっています。今も東日本からの避難が後を絶ちません。政府は福島への帰還政策を進めていますが、中には放射能管理区域を越える汚染が続いている箇所も含まれています。
  5回目の3.11が近づいています。しかし、「もう5年も経ったのだから」は、人間にとっては普通の生活感覚ではあっても、放射能に関しては、ほとんど当てはまりません。セシウム137(半減期30年)は当時の約9割も残存しています。土壌測定では東北・関東はもとより、中部地方でも所により放射性セシウムによる汚染を示すピークが見られます。
流通している食品からは「国の基準」を越える汚染が検出されることはありませんが、放射能には、ガンのリスクがゼロで安全であるという線量は存在しません。可能な限り低線量被曝を  軽減する努力が必要です。

  私たちは今年も、測定所活動の大切な柱である「継続して測定する」ことを大事にして日々努力しています。ぜひ、測定所に足を運び、測定を通じて視覚化された放射能の存在とリスクを実感して下さい。
 
  さて、今年初めての無料測定まつりのお知らせです。
  
  日時:2月28日(日)10~17時
  場所:奈良・市民放射能測定所

  食品や静岡以西の土壌など、気になる検体を持参して、ぜひご参加下さい。検体数には限りがあります。検体の種類や必要な量などもお伝えしたいので、必ず事前に電話でお申し込みをお願いします
(090-6059-5202 辻本)。 
  見学もOKです。測定結果の見方などについてのご説明もいたします。野菜、卵、多用途洗剤、書籍など測定所ならではの販売コーナーもございます。
交流スペースの「ルリかふぇ」では、毎回、楽しい会話がはずみます。
  詳しくは、↓のチラシや「みどり姫だより」をご覧下さい。
スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちしています。
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