「憲法九条の会・生駒」お知らせ 2018年9月25日号(部内資料)

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     ・・・憲法9条に係わる最近の動きから)・・・
 
  エスカレートする首相の改憲発言
 
安倍首相は自民党総裁選で、「いつまでも(改憲の)議論を続けるわけにいかない。自民党としての改憲案を次の国会に提出できるよう、取りまとめを加速すべきだ」と公言、秋の臨時国会改憲案を出す意向です。今年前半の通常国会に際しても、改憲「実現の時」を迎えていると息巻いたのですが、3月の自民党大会ですら自民党改憲案を正式決定できず、またこの半年間の憲法審査会は3回開いても計6分余しか審議できず、首相のイライラは相当なものになっていることを、上の発言は物語っています。
ただ無視できない危険は、「自民党から改憲案を国会に出す。だから早く取りまとめよ。」と、憲法審査会という国会の正式の機関の審議をまったく無視してまで国会提案に持っていく、そして国会に出ればいつものように、最後は強行採決の危険性があります。さらに、麻生派が「改憲国民投票を来年の参院選までに実施するよう求めた」のに対し、首相は「基本的な考え方は全く同じだ」と応じています。
この秋の国会は、改憲発議を許すかどうか、の最大のヤマ場です。改憲阻止3000万署名の目標到達はまだまだです。さらに粘り強く、大胆に広げましょう。
 
 
10月14日(日)に「安倍改憲阻止」情勢学習会及び第3回交流会あります。 (講師;前田徹生桃山学院大学名誉教授)
多数ご参加ください。 
時間は、午後130430  
場所は、たけまるホール研修12
 
 上記のように安倍首相は、改憲作業の遅れを取り戻さんと、秋の臨時国会自民党改憲案を出すと繰り返し言っています。今後の政治スケジュールを見ると、来年は統一地方選挙4月にあり、5月には天皇の代替わり儀式があり、7月には参議院選挙があり、この参院選1人区で自民が多数、野党統一候補に敗れると憲法の採決で3分の2が確保できるかどうか、危なくなる、そして再来年はオリンピック、ということを考えると、急いで改憲の発議と国民投票のメドをつけたいのです。
 
●中央の「9条の会」は914日、情勢の緊迫に鑑み全力を尽くして3000万署名の達成を呼びかける「アピール」を発表しました。

九条の会アピール
9条改憲NO!の巨大な世論の輪を
   -自民党総裁選・臨時国会を前にして-
 
 秋の臨時国会を前に、安倍改憲の策動は新たな局面を迎えています。9月20日の総裁選に立候補を表明した安倍晋三首相は、地元下関で812日、「自民党として次の国会で提出できるよう(改憲案の)取りまとめを加速する」と述べました。続けて、麻生派が総裁選に向けての政策提言で打ち出した「来年の参議院選挙までの憲法改正国民投票実施」という方針に「基本的に考え方は全く同じ」と述べて、改憲強行に改めて異常な決意を表明しています。対抗馬の石破茂元幹事長も、92項削除による改憲を主張し、緊急事態条項導入などの改憲に意欲を示しています。
 92項を維持したまま「自衛隊憲法に明記する」自民党9改憲案が、現在の9条を根本から破壊して、日本をアメリカと一緒に海外で「戦争する国」に変えてしまうことを、すでに私たちは繰り返しアピールしてきました。九条の会も参加して昨年9月からスタートした「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」による3000万署名運動は、53日時点で1350万筆に達し、その後も3000万を目指して草の根に広がっています。
 こうした広範な改憲反対の世論を前にして、自民党は、今年の党大会では9改憲案を正式に決定できず、通常国会憲法審査会で改憲案について議論することすらできませんでした。「臨時国会改憲論議に持ち込み、参院選前に国民投票」という安倍首相らの言説は、こうした世論に対するあからさまな挑戦です。
 今、6月の米朝首脳会談等を通じて、アジアの平和実現に向けて大きく前進するチャンスがおとずれています。私たちが、真に平和を望むのであれば、憲法9条の立場を堅持して、この動きに積極的に参画していくことが求められています。それは、沖縄の辺野古新基地、イージスアショア、オスプレイ配備など、日本をアジアにおける戦争の拠点にするたくらみに対して断固として反対することと深く結びついています。また、核兵器禁止条約の署名とその発効に背を向ける政府の立場を転換させることも、アジアの平和の実現に重要な一歩となるでしょう。
 自民党が新たな総裁の下で臨時国会改憲策動の新たな盛り上げの場にしようとしている今こそ、臨時国会改憲論議の場に決してさせない、次期通常国会改憲発議を絶対に許さない、そして来年の参議院選挙では改憲派3分の2議席獲得を許さず安倍内閣を退陣に追い込むという意思を固めましょう。それが改憲を阻む最大の保障です。そのために、3000万署名運動の達成を目指して新たな決意で取り組みましょう。
2018914日 九条の会

 核兵器禁止条約に賛同する米国市議会・・・・日本政府は条約無視
 カリフォルニア州最大都市ロサンジェルス(人口398万人)の市議会は88日、核兵器禁止条約を支持する決議を全会一致で採択、またメリーランド州最大都市ボルテイモア(人口62万人)の市議会はヒロシマデーの86日、以下の決議を全会一致で採択しました。即ち、連邦議会に対し、①核兵器先制使用の選択肢放棄、②核攻撃を開始する大統領権限の終結、③核兵器を反撃即応態勢の対象から外す、④貯蔵核兵器の新たな置き換え中止、⑤核兵器廃絶に向けた核保有国との検証可能な合意の追及、の5点です。


 来年度中学校道徳教科書、生駒市は「日本文教出版」採択           奈良市橿原市は「光村図書」を、桜井市五条市天理市は、生駒市と同じです。安倍首相のブレーンが作った「日本教科書」は、奈良県下では採択はありません。                        
ただ問題はこれからです。終戦直後に「教育勅語」が国会で正式に廃止され、戦後教育は軍国主義教育から民主主義教育に転換したはずが、自民党は「道徳」の復活を執拗に狙い、ついに70年たって導入に成功したのです。今後、改定ごとに教科としての「道徳」の中身の反動化が懸念されます。監視が重要です。


    ・・・・・・こ れ か ら の 予 定・・・・・・

103(水) スタンデイング行動(午後45時 生駒駅) プラカード掲示
109(火) 核廃絶署名宣伝(1112時 生駒駅) 9条署名も
1014(日)憲法学習会・第3回交流会(1330~ たけまる研修12) 
1019() 安倍改憲No3000万署名(午後25時 生駒駅3時間ロングラン
113(土) スタンデイング行動(1112時 生駒駅) プラカード掲示
119(金) 核廃絶署名宣伝(1112時 生駒駅) 9条署名も



 

第169回 「憲法九条の会・生駒」運営委員会
     2018年10月23日(火)  午後2:30~5:00 たけまるホール研修2

         当会は運営委員を決めていません。

当日参加された会員(1日運営委員)で構成しています。
         お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。