12.8 学習会決議

憲法を真っ向否定する秘密保護法案、自公で成立強行
安倍内閣の暴走を許さず、あらたなたたかいをすすめましょう

 

 

安倍政権は、12月6日深夜、参院本会議で希代の違憲立法・特定秘密保護法案を、自民・公明両党の強行採決で成立させました。秘密保護法は憲法の根本原則である「主権在民」「基本的人権」「平和主義」を真っ向から否定した、歴史に汚点を残す悪法です。

 

 



この悪法に対し、多くの国民が反対し、マスコミや著名人もこぞって反対の声をあげています。世論調査でも国民の過半数が反対し、8割の人が慎重審議を求めています。それらの声を圧殺し、十分な審議も行わず、民主主義を根底から破壊する特定秘密保護法案を強行採決した自民、公明両党の暴挙に、私たちは満身の怒りを込めて抗議し、撤回を求めます。

 



この法案では、行政機関の長の判断だけで第三者のチェックを受けずに、どんな情報でも「特定秘密」と指定し、国民に隠すことができます。故意であれ過失であれ、漏らした公務員も、情報を求めた国民も重罪にされてしまいます。まさに、国民の知る権利を奪うだけでなく、表現の自由も奪い、戦前の暗黒政治に逆戻りさせる法案です。私たちは、米国と軍事機密を共有し、その秘密を国民の目から隠して、米国と共に戦争できる国づくりをすすめるための特定秘密保護法にこれからも反対し続けます。

 


石破自民党幹事長は、正当な抗議デモを秘密保護法が対象とする「テロ行為」と同列視しました。これは暴走を続ける安倍内閣に対する国民の正当な怒りを封殺せんとする、彼らの脅迫であり、同時にあせりであり弱さの表れです。

 

私たちは、安倍政権に対して、日本の平和と民主主義を守るために、憲法を踏みにじる特定秘密保護法案の施行を直ちに諦めるように強く求めるものです。私たちは、こどもたちに疑心暗鬼の暗い社会、戦争が忍び寄るような社会を残さないため、国民のエネルギーを総結集してあらたなたたかいにすすむ決意を表明します。

 市民のみなさん、新しい日本への道をともにすすむように、こころから呼びかけるものです。

2013年12月8日



憲法改悪許さない生駒共同センター」主催

秘密保護法反対―憲法国民主権を守るための学習会―