「憲法九条の会・生駒」お知らせ 2015年4月14日号


憲法九条の会・生駒」お知らせ 2015年4月14日号

・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・
自民・公明両党は3月20日、米軍のあらゆる戦争を支援する「戦争立法」の骨格について、正式に合意しました。政府は、4月中旬を目途に法案作成作業に入り、5月中旬の国会提出を狙います。これにより、「平時」から「戦時」、「国際貢献」を口実とする海外派兵に至るまで、あらゆる段階であらゆる場所に自衛隊派兵ができ、切れ目なく米軍を支援する体制を構築するもので、事実上憲法九条の全面破壊となります。
 
 「戦争立法」が成立すれば、実際に自衛隊が戦闘現場に参加し、自衛隊創設以来初めての戦死者を出すばかりか、他国の人々を殺傷する危険性がいよいよ現実化します。憲法をじゅうりんし、自衛隊員を「殺し、殺される」戦地へ送り出そうとする安倍・自公政権の責任は極めて重大です。
 
● 文科省 道徳教科化を告示 小1から愛国心強制
文科省は3月27日の官報で、「道徳」を新たな教科とし、教える内容を示した改定学習指導要領を告示しました。小学校は2018年4月から、中学校は19年4月からとし、今年4月から前倒し実施もできる措置も告示しました。道徳を「特別の教科」とし、国の基準に沿った検定教科書を使い、数値でなく文章で表記する形で評価を行うことを定めています。小学1年から「我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着を持つ」とするなど、「政府のいう愛国心」を押しつける危険性を抱えています。
 
● 中学校教科書検定 「慰安婦」記述を大幅削除 「領土」は増加
 文科省は4月6日、2016年4月から使われる中学校教科書の検定結果を公表しました。教科書の右傾化に乗り出す安倍政権による検定基準などの改悪後の初の検定で、日本軍「慰安婦」問題を正面から記述しようとした教科書の記述が大幅に削除されるいっぽう、尖閣竹島など「領土問題」の記述が増え、政府の立場を子どもたちに教え込む方向が強まっています。
 
● 他国へ武器資金援助 防衛省が検討
 防衛省は、日本製武器の購入を希望する外国政府に対して、購入資金を援助するなどの支援制度を検討していることが4月7日判明しました。中谷元防衛相は、「東南アジア諸国連合(ASEAN)はじめ各国から日本の装備品の供与、購入資金の融資等について問い合わせがあり、こういう場合の支援制度について検討している」と答弁しました。
                            
● 憲法集会 共同拡げ実施へ
 「平和といのちと人権を! 5・3憲法集会実行委員会」は4月2日、憲法記念日の5月3日に横浜市で開く憲法集会を、従来にない共同の広がりで実施することを発表しました。これまで各団体が別々に開いてきた集会を、今年は憲法を破壊する安倍政権に立ち向かうため、共同の集会を開くことで一致し、実行委員会には「九条を守れ」「戦争する国づくり反対」「秘密保護法廃止」「原発ゼロ」などを求めて活動する団体・グループが多数参加・賛同しています。集会は、横浜市の「みなとみらい地区」にある臨港パークで午後0時半から開かれます。
 
● 集団的自衛権反対「国民とともに」 日弁連が全国キャラバン集会
 日本弁護士連合会は4月7日、「日本はどこへ向かうのか~集団的自衛権の行使容認に反対する全国キャラバン東京集会」を千代田区弁護士会館で開き、300人が参加しました。昨年12月から全国キャラバンを展開しており、日弁連の村越進会長は「政府が憲法9条の解釈を閣議決定や法改正で変更することの危険性を広く国民に訴えることを目的としたもの」であり、「これからも国民と手を携えて憲法問題に取り組みたい」としています。
 
● 辺野古座り込み4000日
 沖縄県辺野古への米軍基地建設に反対して続けられている辺野古の海岸のテント村での座り込みが、2004年4月の開始から今年4月1日で4000日に達しました。基地反対協議会の安次富(あしとみ)共同代表は「名護市民のたたかいがオール沖縄に至り、全国的、国際的に支援も拡がり、たたかいを勝利へ導く発展をとげています。これからも翁長知事や稲嶺名護市長を支え、現場のたたかいを展開していきたい」と語りました。
 
● 国連軍縮代表「核兵器の全面廃絶 圧倒的多数が支持」
 アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表は4月6日、核兵器の非人道性を告発し、全面廃絶を求める流れに核保有国が反発していることに関し、「国連加盟国のほぼ80%がこの流れを支持している。この数を無視してはならない」と指摘しました。昨年10月の国連総会第一委員会で発表された「核兵器の人道上の影響に関する共同声明」には過去最多の155カ国が賛同しました。同趣旨の声明は5回目で、最初に発表されたのは3年前の2012年4月の核不拡散条約(NTP)第一回準備委員会でわずか16カ国が賛同しましたが、この約2年半で賛同国は155カ国に急増しました。
 
● 自民が戦争立法の言い訳Q&A
 自民党はホームページに「『安全保障法制整備の具体的な方向性について』(3月20日)に関するQ&A」を掲載し、「言い訳」に躍起になっています。Q&Aは38項目。「日本が戦争する国になるのでは」「自衛隊は世界中のどこにでも行って戦うようになるのでは」などについては「従来からの海外派兵は一般に許されない、という原則は全く変わりません。海外で武力行使を行う必要もないのです。」などとデタラメばかり。「平和憲法が根底から破壊されるのではないですか」という問いに、「破壊されません」と断定。「自衛隊員が海外で人を殺し、殺されることになるのではないですか」という問いに、「人を殺すために行くのではありません」「自衛隊員の安全の確保に必要な措置を定めることとなっています」という空論ばかり。
 
(予告)憲法学習会 6月6日(土)午後 セイセイビル402・403(詳しくは後日お知らせ)
5月連休明けにも国会へ提出される安保法制の内容は、その狙いは?
奈良弁護士会憲法委員の宮尾耕二弁護士がわかりやすく話されます。多数のご参加を!!
 
 
◎みなさんの、「憲法九条の会・生駒」への賛同募金をお待ちしております。
      「郵便振替口座 00930-9-278631 憲法九条の会・生駒」へお願いします。
 
 

     ・・・・・・こ れ か ら の 予 定・・・・・・
・4月17日(金)憲法生駒共同センター運営委員会(10:00 たけまる研修4)
・4月20日(月)憲法署名(11時 生駒駅) 
・5月6日(水・祝)6・9行動 核廃絶署名(10:30 生駒駅
奈良県憲法講座;九条の会事務局長小森陽一講演

・あとパレード(13時 県文化会館)
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・6月6日(土)憲法学習会(奈良弁護士会憲法委員 宮尾耕二弁護士 午後 セイセイビル402・403号室)
・7月12日(日)生駒南第2小校区九条の会学習会(ジャーナリスト西谷文和氏講演)
            

第127回 運営委員会
      2015年4月27日(月)10:00~12:00 セイセイビル201号室

当会は運営委員を決めていません。当日参加された会員(1日運営委員)で構成しています。
        お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。
 
 
 
            九条の会」生駒・北葛城交流会
                         2015,3,20  河合町まほろばホール会議室
2ケ月に一度、9つの九条の会が集い、地域での取り組み、その成果、悩みなどを交流し、学び合い、励まし合っています。昨年の集団的自衛権閣議決定以来、毎回、全九条の会が出席しています。
 
● かんまき九条の会
 ① かんまき平和サロン「連続歴史講座」
   第一回 従軍慰安婦問題 上牧在住 前田進さん・・・・36名くらい参加
 ② 大きな講演会を検討している。

● 九条の会斑鳩
 ① 3月13~15日、町の公民館まつり  九条の会としてコーナーをもらい、「自民党憲法草案の問題点」を3枚の模造紙にまとめパネル展示。資料も100部作製。好評でした。
 ② 5月31日 映画「ザ・ラストゲーム」上映会  斑鳩町公民館(2:30~6:30)2回上映。

● 「九条の会」三郷
 ① 3月8日(日) 井筒高雄講演会 「自衛隊の本質と集団的自衛権」開催、150名参加。
   今までの集いより増え、参加される層も広がった。タイムリーな問題をとりあげることは大切。
   アンケートも好評価の意見が多かった。
 ② 行事が成功し、運営体制も良くなってきた。

● 九条の会・へぐり
 ① 2月22日、恒例の凧揚げ大会・・・雨で中止。ちらし配布や保育園への働きかけ、立て看板13本など、取り組んだが残念。
 ② 10周年の記念行事を企画している。文化(音楽)行事と講演。

● 王寺九条の会
 ① 王寺、河合、上牧、広陵九条の会が協力して取り組む「まほろば平和音楽祭」実行委員会がスタート、準備を進めている。
 ② 毎月9日、署名活動・・・・雰囲気が変わり、若い人が立ち止り、「安倍内閣は危険」の声も。

● 奈良広陵九条の会
 ① 3月8日(日)春の憲法九条学習会、香芝九条の会と共催。名波大樹弁護士、元自衛隊員大嶋伸幸さんの講演
 ② 署名、宣伝活動~テイッシュを配布

● 河合「九条の会
 ① 20名くらいの学習会に取り組んできた。
 ② やはり多くの人の参加(500人規模)の学習、講演会が必要と考え、現在企画中。

● 九条の会・やまと郡山
 交流会には参加しているが、運営委員会が開けず、行事など取り組んでいない。
 
 
九条の会の報告、交流のあと
 ① 5月6日の奈良九条の会、ネットワーク共催、小森陽一講演会成功のために宣伝活動を繰り広げること。
 ② 情報の交流が大切
などの話しが出ました。                              (文責 崎本)