「憲法九条の会・生駒」2011年3月9日号 お知 ら せ
(最近の、普天間、核兵器、安保、改憲など、憲法九条に係わる内外の動きを掲載)
(国際署名の終了)
2011年2月14日をもちまして、「核兵器のない世界を」国際署名は終了させていただきました。
署名総数は、10964筆となり、すべて日本原水協に届けました。皆様から、多大なご署名や募金のご協力を賜り、深く感謝申しあげます。
なお、署名センター及び新国際署名につきましては、改めてセンターの会議を持ち、決めていくとになりました。また、お知らせしますので、よろしくお願いします。
「核兵器のない世界を」国際署名センター 事務局
(新「国際署名」を開始、国連事務総長も賛同)
「すべての国の政府に、すみやかに核兵器禁止交渉を開始するよう求めます。」という、新しい国際署名が2月15日、広島、長崎、東京の3都市で発表されました。
新署名は、日本原水協が呼びかけたもので、国連の潘基文事務総長や広島、長崎両市長をはじめ、沢田研二、瀬戸内寂聴、張本勲、益川敏英、吉永小百合など、幅広い人々が賛同を寄せています。
生駒市では、平和委員会・新婦人・革新懇などが、取り組みを始めています。
毎月、6日か9日に生駒駅前で署名行動を行っています。
署名は、毎年秋の国連総会へ提出します。
日本原水協の安井事務局長は、広島での発表集会で、核兵器廃絶へ向けて、世界の平和運動が新しい次のステップに立ち上がる。
そのイニシアチブは被爆国の日本から、被爆者とともに発揮すべきだ。
キーワードは「地域ぐるみ」の運動だと強調。日本政府は、唯一の被爆国としてその先頭に立つことを求めました。
(3・1ビキニデーと第五福竜丸元乗組員の大石又七さん)
犠牲者を追悼し、核兵器廃絶を誓う「3・1ビキニデー」の諸集会が静岡市内、焼津市内で行われました。
静岡市内の国際交流集会に160人、全体集会と7つの分科会に1000人、焼津市内の集会には1600人が参加、新国際署名とりくみのアピールを採択しました。
いっぽう、第五福竜丸元乗組員の大石又七さんは、学校を回り、ビキニ事件のことを証言してきました。
57年前、マグロ漁船の第五福竜丸は、中部太平洋のビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験に遭遇しました。空いっぱいの光、しばらくして海の底から突き上げるような地鳴り。入道雲のような巨大な雲が自分たちに向かって急速に覆いかぶさって・・・。
初めは「なんだろう、と自然災害を想像した。甲板上には「足跡」が残るくらいに大量に降り注ぐ白い粉。乗組員23名のうち、これまでに14名が亡くなっている。
「私も、今も病気を引きずっています。1日三十数種類の薬を飲んで命をつないでいる。」
大石さんはこの1月に喜寿を迎え「余命はそうない。命ある限りは子どもたちに伝えていきたい。」
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3月6日「春をよぶ平和のつどい、大工哲弘三線島唄」は300人近くの人が集い、大成功しました。