「憲法九条の会・生駒」お知らせ 2013年7月15日号

・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・

 

6月29日、憲法九条の会・生駒の第1回呼びかけ人・賛同人のつどいを開きました。

参加された39名の方々から、貴重なご意見が出されました。

(詳細は↓の記事をご覧ください)

 また6月19日には、九条の会の新しいアピール文を生駒駅で配布、憲法を守ろう署名も集めました。そして6月25日には、市役所で市長への要請文提出集会のあと、広島・長崎への平和行進in生駒が行われ、約70名が生駒駅周辺のパレードに参加しました。

 

自衛隊が毒ガス製造、周辺に学校・保育所、説明せず

陸上自衛隊化学学校さいたま市陸自大宮駐屯地所在)が、サリンなど殺傷能力が高い7種類の毒ガスを製造・管理していることが判明しました。学校や保育所が周囲に建つ首都圏の住宅街の真ん中で、周辺住民はおろか、国民に一切説明しないまま、化学兵器として各国が開発してきた毒ガス兵器が製造されていることになります。

 防衛省が製造を認めたのは、神経系統を破壊するサリン、タブン、ソマン、VXガス、皮膚のただれを起こすマスタードガス、窒素マスタード、ルイサイトの7種類。1997年に発効した化学兵器禁止条約は、これらの物質の製造・使用を原則として禁止しましたが、研究・防護を目的とした製造は例外扱いとなっています。防衛省は、毒性から人体を守る方法に関する研究のため、と説明しています。

 

 オスプレイ訓練受け入れを、八尾市議会が反対決議

八尾市議会は7月3日、オスプレイの訓練を八尾空港で受け入れよとされている問題について、「容認することはできず、反対する」との決議を賛成多数で可決しました。訓練受け入れについては、維新の会の橋下共同代表(大阪市長)と松井幹事長(府知事)が安倍首相に提案、6月29日の関西広域連合委員会でも2人から提案されていました。

 決議は、自民党公明党、民主系2会派、日本共産党の5会派の代表者が連名で提出、採決では日本維新の会八尾の4人のみが反対しました(定員28、欠員1)。決議は「八尾空港は、数多くの住宅、小中学校といった教育施設、病院などが非常に密集した市街地に位置している」と述べ、「安全性が確保されていない状況下では、受け入れに反対することを表明する」としています。

 

 辺野古埋め立て申請書、欠陥だらけ

沖縄県が6月28日に縦覧を開始した、米海兵隊の新基地建設に伴う名護市辺野古の公有水面埋め立て申請書。8000ページに及ぶこの文書は、欠陥の上に欠陥を重ねた重大欠陥書類です。

第一に埋め立て申請の大前提である「環境保全」の保証がありません。辺野古の海はジュゴンなど希少生物の宝庫です。この海域の埋め立て自体、著しい環境破壊であることは明白ですが、沖縄県も「環境保全は不可能」との意見書を沖縄防衛局に提出してきましたが、政府は何の手立ても取ってきませんでした。

 第二に、埋め立て申請そのものに欠陥があります。沖縄県は、埋め立て用土砂を購入した場合の有害物質の有無や、調達場所を申請書に明記するよう要求しました。しかし、告示された申請書では「県が埋め立てを承認した後で業者と契約を結ぶ」と明記。「県が承認したら明かす」という態度です。また、埋め立て作業に必要な護岸などは名護市が所有しています。埋め立て対象の遊歩道などにも市所有地があります。名護市は5月15日、「普天間代替基地建設を前提とした公有水面埋め立てには協力できない」として、護岸の使用を拒否する見解をだしました。

新基地建設費用は埋め立てだけで2300億円。施設整備費用を含めれば数千億円。すべて日本国民の税金で賄おうというのです。

 ●新しい「九条の会ポスター」来ています。B4サイズ2枚分の大きさです。ご希望の方どうぞ(無料)

ピースボート30周年記念クルーズ「韓国、中国、台湾、沖縄をめぐる憲法九条クルーズ」(2013,10,18~10,27。博多発着10日間、99,000~119,000円)の案内来ています。ご希望の方どうぞ上記池田まで。

●みなさんの賛同募金をお待ちしております。   

 郵便振替口座 00930-9-278631 憲法九条の会・生駒、へお願いします。