「憲法九条の会・生駒」お知らせ2013年3月11日号


発行責任者  池田順作 TEL/FAX(0743)76-8788

・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・

憲法守る一大国民運動を―全国革新懇がアピール
全国革新懇平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は、2月7日「憲法を守る一大国民運動の発展を呼びかけます」と題したアピールを発表しました。
アピールは、「安倍内閣改憲勢力は、くらし、平和、民主主義など、あらゆる面で国民の願いを踏みにじる暴走を開始しており、その障害になる憲法を変えようとしています。」と警鐘を鳴らしています。具体的には、解釈改憲で「集団的自衛権行使」に踏み込み、その後、憲法96条を変えて、改憲の発議要件を緩和し、憲法9条改悪に向かうスケジュールを描いている、と指摘しています。さらに、「侵略戦争への痛苦の反省から生まれた憲法9条があったからこそ、日本は戦後68年間、戦争で一人の外国人の命も奪っていません。これは世界でも誇るべきことであり、改憲を絶対に許してはなりません。」と呼びかけています。

安倍首相、「まず憲法96条の改訂を」国会で繰り返す
安倍首相は国会質問で憲法問題について問われ、「まず憲法96条を改訂する」と繰り返しています。憲法96条は憲法改正の手続きを定めた条項で、「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を得なければならない」としています。この「3分の2」を「2分の1」に改正しようというもので、要は改憲し易くするためですが、もともと改憲するつもりがないなら手続きを緩和する必要はありません。96条改訂を突破口に、9条改悪、国防軍創設へ進める狙いは見え透いています。

維新が自民に「改憲連合」よびかけ
日本維新の会中田宏議員は2月8日の衆院予算委員会で、「公明党がいなくても、日本維新の会がいれば衆議院で3分の2ある。自民党と共に大いに進めたい。」と、96条改憲をめざす考えを明確にしました。安倍首相は「3分の1を超える国会議員が反対すれば指一本ふれることができないのはおかしい。まずここから変えて行く。」と応じました。

文科省による教科書「指導」、不当だと住民ら抗議
憲法改悪を志向する育鵬社版中学公民教科書を拒否して「東京書籍」の教科書を配布した沖縄県竹富町教育委員会に対して、文部科学省は3月1日、義家弘介政務官を同町に派遣し、育鵬社版を推した昨年8月の八重山採択地区協議会の「協議の結果」に従うよう「指導」しました。これに対し、住民らは義家政務官に「不当な指導」であると抗議しました。義家政務官竹富町教委に「教科書無償法に違反している」とする文科省の従来の主張を繰り返しましたが、竹富町教委側は「牋稻\”について説明してください」とただし、竹富町側に何ら違法性はないと反論しました。
教科書採択をめぐっては、石垣、竹富、与那国の3市町教育委員会の採択結果が分かれたため、2011年9月8日に3教委の全委員が集まり、一本化のための協議を行い、東京書籍の教科書を採択しています。


・・・・・・・ こ れ か ら の 予 定  ・・・・・・・・

・4月9日(火)11~12時 6・9行動 核廃絶署名 生駒駅

・4月16~27日第10回平和の作品展(10~17時、ギャラリーERI+四里四方、俵口小校区9条の会)
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・4月20日(土)木津川計の1人芝居「無法松の一生生駒市平和委員会(13:30セイセイビル)

・5月6日(月、祝)第9回奈良県憲法講座(森英樹名大名誉教授講演)、及び地域・分野「九条の会」全県交流集会(10時~16時半、文化会館小ホール等、午前講演、午後交流集会)



第102回運営委員会

2013年3月21日(木) 12:30~14:30  たけまるホール(旧中央公民館)和室C
当会は運営委員を決めていません。当日参加された会員(一日運営委員)で構成しています。
お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。