「憲法九条の会・生駒」お知らせ 2016年6月27日号(部内資料)


・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・
 

           生駒駅で戦争法廃止2000万署名活動と
                  前川きよしげ候補押し出しスタンデイング!

 
 今回の参議院選挙がとりわけ注目を集めるのは、安倍首相が、この選挙の結果如何では「念願の憲法改悪・自民党結党以来の悲願」に取り組む、と繰り返し表明してきたからです。狙いの中心は、戦争放棄を宣言した「憲法9条」です。
6月19日の午後2時から5時まで、生駒駅にのべ68人が参加して戦争法廃止を求める2000万署名活動が行われ、署名106筆が集められました。憲法生駒共同センターが集約した署名数は、この半年で2115筆に達しました。
この日、午後3時から参加者約25名が一列に並んでプラカードを掲げ(写真)、参院選奈良選挙区野党統一候補の前川きよしげ氏押し出しのスピーチが行われました。溝川奈良市民連合共同代表、前川きよしげ候補メッセージ(川瀬さん代読)、高柳元県会議員(民進党)、中野元県会議員(日本共産党)、池田憲法生駒共同センター代表、がそれぞれスピーチして通行人に呼びかけました。最後に、参加者一同「戦争法は廃止せよ!」「憲法九条守れ!」などと一斉コールしました。
 イメージ 1
 

● 報道ステーション2特集、ギャラクシー賞テレビ部門大賞
 優れた放送作品などに贈られる第53回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)が、6月2日発表され、テレビ部門の大賞にテレビ朝日の「報道ステーション」の2つの特集が選ばれました。受賞したのは、「独ワイマール憲法の“教訓”」と「ノーベル賞経済学者が見た日本」の2つ。
前者は、キャスターの古館伊知郎さんがドイツを取材し、かつてヒトラーが同憲法の国家緊急権を悪用して、独裁政権を構築した経緯をリポート。自民党改憲草案に盛り込んだ「緊急事態条項」が、時の政権を暴走させる危険性をはらむと指摘しました。
 後者は、安倍首相に消費増税の延期を進言したノーベル賞経済学者にインタビュー。教授がアベノミクスに疑問を持ち、新たな税制改革が必要だと考えていることを明らかにしました。
 こうした放送内容が「国論を二分する重要課題について、独自の視点と深い取材で問題の本質に迫り、分かりやすく伝えた」などと評価されました。
 
● 全国遊説の安倍首相、改憲言及避けて争点隠しに
 安倍首相は今年1月、参院選改憲発議に必要な3分の2の議席確保を目指すと明言していたにもかかわらず、選挙が近づくとアベノミクスの実行が最大の争点だと言いだし、改憲問題を意図的に避けています。2013年の参院選でも首相は経済が最大の争点だと言いました。ところが選挙が終わると、選挙公約に小さくしか書いてなかった秘密保護法の制定や集団的自衛権行使を次々と持ち出し、反対世論を無視して強行しました。2014年衆院選でも消費税増税を延期し、最大の争点はアベノミクスだといいながら、選挙が終わったら戦争法を強行しました。首相の3度目のごまかしは絶対に許せません。
 
● 実質賃金、4半世紀で最低に
 安倍政権は「今世紀で最も高い賃上げ(2%)を3年連続で実現」(自民党選挙公約)したと言います。しかし実質賃金は、2011年度から15年度まで5年連続で減り、1990年度以来最低に落ち込んでいます。安倍政権が根拠にしているのは、厚労省の春季賃上げ集計です。これは資本金10億円以上、従業員1000人以上の大企業で労働組合があり、妥結状況を把握できた約300社だけです。380万社ある日本企業のごく一部のデータです。
 
● 沖縄県議選、翁長与党が4増27議席獲得の大勝利
 6月5日投開票の沖縄県議選で、翁長知事を支える共産党社民党など県政与党は、改選前の議席を4議席伸ばして27議席(定数48)に前進しました。与党は共産6、社民6、社大3、無所属12の合計27で、野党は自民14、無所属1の合計15、中立は公明4、お維新2の計6です。沖縄世論は女性遺体遺棄事件で怒り沸騰し、基地問題が最大の争点で翁長与党が大勝したにもかかわらず、菅官房長官は「辺野古移転が唯一の解決策」と述べ、安倍政権は民意をまた無視しました。
 
● 川崎市市民数百人の抗議受けて、ヘイトデモ中止 
6月5日、川崎市中原区在日コリアンに向けたヘイトスピーチのデモが行われようとしましたが、市民数百人の抗議を受け、中止になりました。デモ参加者の十数人は、午前11時ごろ集まり、日ノ丸や「暴れるな!朝鮮人」の横断幕、「基地外朝鮮人」などのプラカードを掲げましたが、「帰れ」コールの抗議でデモが進めず、同40分ごろ警察は「デモは中止になりました」と伝えました。
在日3世の崔江以子(チェ・カンイジャ)さんは、夫と息子と共に「共に生きよう」のプラカードを掲げました。デモ中止後、崔さんは「1月31日(前回のデモ)の絶望が、今日は希望で上書きされました」と報告。デモ主催者に自分の連絡先を書いた手紙を手渡したと述べ、「対話でもって理解と和解の地平に立って、ヘイトスピーチをやめていただきたい」と呼びかけました。
他の在日3世は、「ヘイトは表現の自由ではない。県警はなぜデモを許可したのか」と憤りを語りました。共産党の畑野君枝衆院議員、参院比例候補、選挙区候補、県議団、市議団のほか、民進党有田芳生参院議員、社民党福島みずほ参院議員らが抗議に駆けつけました。
 
 ◎みなさんの、「憲法九条の会・生駒」への賛同募金をお待ちしております。
      「郵便振替口座 00930-9-278631 憲法九条の会・生駒」へお願いします。
 
              ・・・・・・こ れ か ら の 予 定・・・・・・
・6月28日(火)平和行進(午後4:30市役所ロビー集合、5時~対市要請集会、あとパレード)
・7月6日(水)核廃絶国際署名(11時 生駒駅

イメージ 2
 
・7月10日(日)参院選投票日


イメージ 3
・7月19日(火)戦争法廃止署名(午前11~12時 生駒駅
イメージ 4
イメージ 5

        憲法生駒共同センター運営委員会(12:30~たけまるホール研修3)

 

         第143回 「憲法九条の会・生駒」運営委員会
        2016年7月13日(水)14:30~17:00 たけまるホール研修4
当会は運営委員を決めていません。当日参加された会員(1日運営委員)で構成しています。
        お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。