安保50年、日本は世界への侵略戦争の出撃基地に

1月19日、現行日米安保条約署名50周年にあたって、日米安全保障協議委員会(2+2)が共同文書を発表しました。文書は21世紀を通じて、地球的な規模で日米同盟を強化することを確認しています。これはブッシュ・小泉両政権が合意した『米軍の地球規模のプレゼンス(米軍による威嚇・戦闘)を21世紀中続けよう、日本もこれに参加する』という狂気の戦略を引き継ぐものです。
世界の大勢は非(軍事)同盟であり、最近ではエクアドル・スペイン・ニュージーランドなどが外交交渉で米軍基地を撤去させていますが、日本には海兵遠征軍・空母打撃軍・強襲揚陸艦隊・航空宇宙遠征軍など、他国への侵略のための出撃基地が集中し、さらに強化されています。
日米同盟による米日軍の強化と一体化を停止し、この根源となった日米安保条約とは何かを、50年間の事実(ベトナムイラクなど)と現状に基づいて考え直すことが必要です。
憲法九条に敵対的な条約=憲法違反の日米安保条約を廃棄し、日本国憲法に即した対等・平和・友好の関係を築くよう、アメリカに提起するべきです。

・・・ 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意 ・・・

          日本国憲法前文より