「平和を考える学習会」分散会のまとめ

「平和を考える学習会」分散会のまとめ          No.2

 

原発関係}

 ・原発研究者たちは安全神話をふりまいて来たが、いま謝罪もない。どういうことか? 原発を作った日立、東芝に国から補助金が出ている。そういう実態を解明すべきだ。 こういう問題で若い世代に繋がるのは難しい。育った環境の違いか、生徒たちも理解できる、又は受け付けない、と個人により反応はさまざまだ。

 

福島原発から近くには人が住めなくなるのではないか? 東京電力自身が、事故を起こした発電所を自分で直せないとはどういうことか?

 

・TV, 新聞などのマスコミが、国家統制的な言論規制下にある。大事なことがはぐらかされている。この大震災を機会に、今後どんな国作りへ向かうか、注意すべき大きな問題だ。マスコミ統制は、戦後米軍支配から導入されてきた。いま若い人たちもマスコミの影響を受けて、まともなことが入らない(受け付けない)ようになっている。

 

チェルノブイリ甲状腺ガンが増えていた。特に幼児に多いのが心配だが、横浜にいる孫が関西に来た。しかし、娘はあまりよく分かっていない。ある原発労働者の告発で、原発の現場で働く労働者には、真実がちゃんと伝えられることなく、危険な状態のまま働かされている実態がある。

 

・今日の話しを聞いて、真実をしっかり直視しなければならない、と思った。埼玉県の息子が戻ってきた。彼ら若い人も、母乳は大丈夫か、ミルクに使う水は?など心配している。情報をしっかりつかまないと、ついつい目の前の現実に慣れっこになってしまう。正しい情報を知ることが大事だ。

 

 ・エネルギー節約の生活は大事だが、電気の生活に慣れきっているせいか、一度便利さに慣れるとなかなか後へ戻りにくい。大学生の息子に節電を言っても入らない。太陽光や風力などの自然エネルギーは、先進国のドイツでもまだ18%でしかない。これが本当に原発に替わり得るものか? 見通しがあまり出てこない。

 

・自分の体験として、戦争は絶対にいやだ。絶対にしてはならない。それから放射能問題は人災であって天災ではない。

 

・TVやマスコミの報道では真実が分かりにくい。他方ではお笑いやバラエテイばかりで、いっそう真実が分かりにくくされている。このままで一体将来はどうなるか、経済的にも不安になる。

 

・ドイツと日本の国づくりの違いに気付かされた。戦後、ドイツではヒトラーへの追及が厳しいが、日本は日米同盟強化へ向かった。福島原発はそのうち爆発するんじゃないか、と不安だ。

 

・街おこしとして、原発を導入すれば国から地方自治体に補助金が来る、という問題は大きい。

 

・情報操作の恐ろしさを感じる。“国難”を盾に“国家緊急法制定”などの動きがある。

 

チェルノブイリに匹敵する大変な事態であり、どうしてくれるのか?本当のことをはっきり言う専門家が必要だ。

 

・今まで原発の事故など、国や電力会社は事実を公表してきたのだろうか?

 

・福井原発で事故があれば奈良まで100km、琵琶湖の汚染などが出る。福島だけの問題ではなく、日本各地の問題だ。

 

(次へつづく)