憲法九条の会生駒・6周年「平和を考える学習会」

「平和を考える学習会」まとめ                     No.1

1.2011年5月2日 午後1:30~4:30 生駒市コミュニテイセンター 402, 403号室

2.講演 元立命館大学教授 鈴木良先生 60分     

演題「戦争でなく話しあいで」~世界の中の日本~

 

(骨子)

1.東日本大震災原発事故

(1)原発事故は起こるべくして起こった。米国は原子力潜水艦用の小型炉を開発し世界に輸出。濃縮ウランも買わせる。最初から米国に技術依存している。

(2)原発をめぐる言論統制

原発複合体(官界、電力会社、ゼネコン、巨大銀行) 原発建設資材メーカー原発は国策となり、安全神話をふりまく。新聞・TVを支配し、原発批判者は降ろされる。不況打開を口実に軍需産業原発複合体が核兵器生産の道へ

(3)米軍と原発トモダチ作戦」のねらい  引き波で座礁の危険から原子力空母・原潜を移動。沖縄普天間からも輸送。

 

2.沖縄の現在

(1)第2次大戦後も占領が続く世界で唯一の基地。嘉手納基地の自由使用・米資産買収の名目で3億ドル負担、これが「思いやり予算」の始まり。1978年の日米ガイドライン自衛隊の増強と出動範囲の拡大。

(2)米軍再編

中東とアジア情勢に対応し、全地球的規模で自衛隊派遣。沖縄米軍の一部をグアム移転、ヘリ部隊はグアムから。昨年12月の新防衛大綱で武器輸出も。日本の動的防衛力。

(3)アメリカ新戦略

中国・北朝鮮情勢の変化に対し、軍備増強へ。日米同盟の堅持。

 

3.むすび 

世界に広がる原発見直し。アセアン・中南米・アフリカなどが地域的平和共同体へ。武力より対話と協力を。朝鮮半島非核化と6カ国協議。日米同盟強化と核抑止力論。大新聞・TVはスポンサーの統制下に。「九条の会」が生まれた意味。

 

 

3. 講演後3つの分散会  約55分

分散会後、まとめの集会で3つの報告を聞く。(↓↓に報告)

 

 

4. その他。 参加者数 約60名

収入  資料代カンパ 36,300円      

支出 会場費6,400円 茶菓子2,816円 講師謝礼10,000円 合計19,216円      

差額 +17,084円(九条の会会計へ)     他に大震災救援金 4,100円