「憲法九条の会・生駒」お知らせ2012年7月9日号
・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・
欠陥機オスプレイの危険が全国に
沖縄の普天間基地に配備予定の垂直離着陸輸送機オスプレイ(英語でospreyタカの一種ミサゴのこと)は、沖縄県内だけでなく、岩国基地やキャンプ富士をはじめ、米軍が勝手に設定した飛行ルート(東北地方2本、北信越、近畿・四国、中国地方、九州、沖縄・奄美など)で夜間も含めた低空飛行訓練が行われる予定です。
オスプレイは開発時から墜落事故が相次いだ欠陥機で、今年4月にはモロッコで訓練中に墜落、6月には米フロリダでやはり訓練中に墜落、開発時から含めるとすでに40人が死亡しています。オスプレイは、離着陸時はヘリとして、水平飛行時はプロペラ機として飛ぶ軍用輸送機ですが、この切り替え時に事故が集中しています。米国防総省内の研究機関でオスプレイの分析に当たってきたレックス・リボロ氏は、オスプレイは「米連邦航空局の安全基準を満たしていない」と指摘しています。
オスプレイ配備は、殴り込みのための訓練
この低空飛行訓練は、敵のレーダー監視と探知を避け、低空で侵入する技術を向上させることを目的としており、最近ではアフガニスタンなどの武装勢力の掃討作戦を支援するための訓練が盛んです。今回のオスプレイ配備は、「日本防衛」とは何の関係もない、海外への「殴り込み」のための、危険きわまりない性格をもつものです。
沖縄では県知事や県議会をはじめ41市町村長と議会のすべてがオスプレイの配備に反対しています。森本防衛大臣が沖縄、山口両県を訪れ、オスプレイを山口県岩国基地経由で、沖縄普天間基地に配備するとの米政府の通告を伝えたことに、米国の「使い走りか」と怒りが噴き上がっています。沖縄県知事は「断固拒否するしかない」と怒りを露わにし、「強行するなら、全基地即時閉鎖という動きに行かざるをえない」と強調しました。
東北6県「首長9条の会」拡がる
憲法9条を守ろうと市町村長などでつくる「首長9条の会」が東北地方のすべての県に広がっています。5月19日福島市で開かれた交流会には、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の6県から、「首長9条の会」や同準備会の首長・元首長ら11人が参加しました。2年前に「首長9条の会」を結成していたのは秋田、宮城の2県だけでしたが、今回は6県すべてに広がりました。福島・霊山町(伊達市に合併)の大橋元町長は、原発事故では東京電力や政府が情報を隠してきたことを批判し、「戦争時の大本営と同じだ。憲法9条と25条を守る活動を頑張りたい」と述べました。
ツイッターデモ拡がる
関西電力は7月1日、大飯原発3号機を起動しました。1か月前から毎週金曜日の夜、首相官邸を取り巻くデモ。勤め帰りの労働者、主婦、若者がツイッターなどの呼びかけに三々五々集まり、「原発再稼働やめよ」「原発なくせ」と叫びます。最初は数百人、政府が再稼働を決めると数千人、1万人、4.5万人、6月29日にはついに20万人に達し、大阪市、船橋市など各地にも広がっています。
●6月29日、生駒市内で2012国民平和大行進が行われました。市役所で副市長ら4人の市担当部局と懇談の後、通し行進者3名も含め、市内行進に移りました。核兵器ゼロ・原発ゼロを訴えました。
・・・・・・・ こ れ か ら の 予 定 ・・・・・・・・
・8月5日(日)鹿ノ台校区第7回平和のつどい(1:30ふれあいホール(旧鹿ノ台地区公民館))
・8月8日(水)生駒市平和のつどい(10:30~15:30コミセン文化ホール)原爆写真展もあり。
第95回運営委員会
2012年7月18日(水) 12:30~14:30
たけまるホール(旧中央公民館)和室C
当会は運営委員を決めていません。
当日参加された会員(一日運営委員)で構成しています。
お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。