「憲法九条の会・生駒」お知らせ2012年8月6日号

・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・

 

オスプレイの低空訓練は高度60m、米軍文書で判明

 

オスプレイ配備に関して、米軍の「環境レビュー」(6月13日公表)の付属文書に、日本本土で行う低空飛行訓練では地上200フィート(約60m)での実施を想定していることが分かりました。また、沖縄県東村高江で、沖縄防衛局は7月19、24日の両日、オスプレイ着陸帯建設工事を強行しました。大型トラック2台で砂利を搬入し、抗議する住民らを警察官が排除しました。

 

集団的自衛権の行使容認へ、自民が野田内閣と共鳴

 

7月6日自民党が国家安全保障基本法(概要)をまとめ、その中で集団的自衛権の行使をはじめ、幅広く海外での武力行使を容認する方向を打ち出しています。野田首相が国家戦略会議フロンテイア分科会の提言を受け、集団的自衛権の行使容認の方向へ転換を示唆していることと響き合っています。

 

 防衛白書が「動的防衛協力」を明記 

 

森本防衛相は7月31日、閣議で2012年版「防衛白書」を報告し了承されました。白書では、日米の軍事協力をより進める「動的防衛協力」の項を初めて設けました。中国への軍事的対抗や海外派兵を強化する「動的防衛力」構想を日米の軍事協力にも適用し、(1)共同訓練、(2)共同の警戒監視活動、(3)基地の共同使用、を進める考えを示しています。またマリアナ諸島テニアンへの日米の共同基地建設にもふれています。

 

原発運動拡がる

 

毎週金曜日の国会包囲行動、7月16日代々木公園での17万人集会、29日の国会周辺20万人行動、各地の電力会社本社包囲行動、など全国各地で「再稼働反対」「原発なくせ」の大波が拡がっています。さらに7月31日、茨城県、東北、首都圏の住民266名が、茨城県の日本原電東海第2原子力発電所東海村)の運転差し止めや廃炉を求めて、水戸地方裁判所に提訴しました。これは北海道の泊原発や鹿児島県の川内原発など、全国の差し止め訴訟に連携したもの。訴状では、住民の避難や放射能汚染の大きな被害をもたらした福島第1原発の実態を挙げて、東海第2原発を許可した国の安全審査が不合理で誤り・欠陥があることを指摘、(1)国による原子炉設置許可を無効と確認する、(2)国が東海第2原発の使用停止を命ずる、(3)日本原電は原発の運転をやめる、ことを求めています。訴訟に先駆け、東海第2原発の再稼働停止と廃炉を求める署名17万人分を県に提出しています。

 

脱原発首長会議、原発ゼロを早期に、と提言 

 

茨城県東海村村長ら「脱原発をめざす首長会議」(77名)は7月31日、国会内で政府の新エネルギー基本計画に対する提言を発表しました。政府が行っている意見聴取会は電力会社社員が発言するなど、国民の信頼を失っており、一からやり直し、時間をかけて国民の知恵を集めよ、旧来型のシステム温存を前提にすることは誤りであり、再生可能エネルギー、省電力、電力システム改革の推進、などを主張しています。

 

 

 

・・・・・・・ こ れ か ら の 予 定  ・・・・・・・・

 

・8月8日(水)生駒市平和のつどい(10:30~15:30コミセン文化ホール)原爆写真展もあり。

・8月19日(日) 夏のつどいXI(語り継ぐ戦争と平和)(13:30~16:00図書会館)生駒市平和委員会

・8月28日(火) 9条の会・生駒葛城交流会(10:00郡山交流センター)

・9月30日(日) 学習会「憲法と橋下維新の会」(午後、セイセイビル)憲法9条の会・生駒

 

 

 

第96回運営委員会 2012年8月15日(水) 12:30~14:30  

たけまるホール(旧中央公民館)和室C

当会は運営委員を決めていません。

当日参加された会員(一日運営委員)で構成しています。

お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。