「憲法九条の会・生駒」お知らせ2012年10月10日号

・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・

 

オスプレイ沖縄へ

 

沖縄県民の反対を無視して、米海兵隊オスプレイ普天間基地配備が強行されています。9月2日も約300人の県民が同基地第3ゲート前で集会、稲嶺名護市長は「オスプレイを追い出すまでがんばろう」。野国北谷(ちゃたん)町長は、市街地上空ではヘリモードで飛ばないとした日米合意が1日の県内初飛行で早くも反故にされていることにふれ、「沖縄の市街地は米軍には砂漠かジャングルに見えるらしい。安全宣言を信用する沖縄県民は1人もいない。」と怒りを込めました。

 

200℃の熱下降気流でヤンバルクイナの森は

 

沖縄の北部訓練場で予定されているオスプレイ低空飛行訓練で「環境への重大な影響はない」(米軍作成の「オスプレイ普天間基地配備と日本での運用に関する環境レビュー」)との強弁に、生物多様性に富むヤンバルの森を知りつくす関係者は怒っています。環境レビューによると、北部訓練場では年間3864回の訓練を実施、東村高江のオスプレイパッド(着陸帯)では低空飛行訓練が年間1260回、計画されています。オスプレイホバリング(空中停止)による猛烈な下降気流と200℃以上の熱風により、クイナやノグチゲラは巣の放棄を迫られる(ヤンバルの森を34年間、観察し続けている昆虫・動物写真家の湊和雄氏)、といいます。

 

大間原発建設再開に抗議 

 

東日本大震災で建設が中断していた青森県大間原発について、9月1日電源開発(Jパワー)は工事の再開を表明、青森県や北海道から厳しい抗議が上がっています。札幌市の大通公園で2日、大間原発建設中止を求めるアピールが配布宣伝されました。アピールは「大間原発は、世界で初めてウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を全炉心で使用する、極めて危険な原発であり、事故あれば青森県や北海道に放射能が放出され、基幹産業である漁業や農業に重大な被害を与える」として工事を中止し、政府が建設再開の容認を撤回するよう求めています。

 

改憲への危機感、立ち上がり時の魂を再び

 

九条の会」は9月29日、東京日比谷公会堂で講演会「三木睦子さんの志を受け継いで、今民主主義が試されるとき」を開催、全国から1800人が参加しました。自民党憲法改悪と集団的自衛権の行使を公言する安倍晋三元首相を総裁に再選、同じくタカ派の石破氏を幹事長にすえ、改憲を公然と掲げる「日本維新の会」と連携する動きの中、参加者からは「危機感をもってやってきた」という声が相次ぎました。大江健三郎氏は「この国は民主主義の国だろうか?」と問いかけ、「沖縄のオスプレイについて考える人たち、原発再稼働反対の運動は、2つとも憲法に関わっている。憲法9条を世界に向かって守り抜く、アメリカに向かって守り抜くことが、今の日本の民主主義にとって最も重要なことだ」と述べました。

 

日本維新の会衆院選候補者選定委員長はなんと竹中平蔵 

 

竹中氏は小泉政権で貧困と格差を拡大させた構造改革推進派の“戦犯”です。橋下氏は「竹中さんは言われなき批判、事実誤認の批判を受けたが、その価値観、哲学はまったく我々と一緒」と断言。

 

●シンポジウム「憲法と橋下維新の会」は9月30日、あいにくの台風の中でしたが、盛大に開催されました。詳しくは下記↓↓更新内容を参照してください。

 

・・・・・・・ こ れ か ら の 予 定  ・・・・・・・・・

 

10月23日10:00~「西北和九条の会交流会」王寺公民館。

 

・11月6日 6・9行動 核廃絶署名 生駒駅

 

 

 

第98回運営委員会
2012年10月17日(水) 12:30~14:30
 たけまるホール(旧中央公民館)和室C
当会は運営委員を決めていません。
当日参加された会員(一日運営委員)で構成しています。
お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。