「憲法九条の会・生駒」お知らせ 2016年5月6日号(部内資料)

憲法九条の会・生駒」お知らせ 2016年5月6日号(部内資料)
・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・ 
 創立11周年記念集会の、生駒市後援不承認に関する会談を拒否
 
 2月20日に行われ100名余りが参加し、多くの人の感動を呼んだ「憲法九条の会・生駒」創立11周年記念集会(戦争に行かない、だれの子どももころさせない市民集会)の後援を生駒市と同教育委員会に申し入れていたが、2月5日これを不承認とした(創立10周年集会までは後援してきた)ことについて、4月16日市側に会談を申し入れたが、市はこれを拒否しました。生駒市と同教育委員会は「不承認」の理由として、2月5日の文書の中で「共催団体及び参加予定団体は、政権批判を前面に打ち出している団体であり、政治活動等を行う恐れがあるので、“生駒市及び生駒市教育委員会の後援等名義使用承認基準”の“政治的活動であるもの”に抵触するため不承認とします」を挙げているが、これが理由のすべてであり、会談をしてもこれ以上の回答はなく、結論は変わらない、と突っぱねています。
 集会のちらしに「参加予定団体」として書かれていたのは「シールズ関西」「安保関連法に反対するママの会」であり、共催は「自由と平和のための京大有志の会」で、これら3団体とも集会に参加しました。これらのどこが問題なのか、市側の説明を聞き、また私たちの考えを聞いてもらう会談として強く申し入れましたが、聞く耳を持ちません。こういう集会の後援に関する政権側の圧力があるのか、は不明ですが、市民との対話を拒否する姿勢は問題です。
 
 
● 北海道5区補選は野党共闘の池田まき候補が大健闘、2000万署名は6月末まで延長 
 衆院議長も務めた自民党故・町村氏の強固な地盤で、当初自民が圧倒的に有利といわれた北海道5区補選は、4野党共同の池田候補が敗れはしたが、差は1万票余まで肉薄しました。野党共闘のすごい威力(安住民進党国対委員長)です。池田候補は、自衛隊駐屯地のある千歳市でも戦争法廃止を訴え続けました。
戦争法廃止を求める2000万署名は5月3日現在1200万人を突破したと中央集会で発表されました。2000万署名の呼びかけ団体「戦争させない、9条壊すな!総がかり行動実行委員会」は以下の声明を発表しました。「2000万署名の4月までの集約分は、5月19日に国会請願として提出します。全国では今なお署名活動が続いており、参院選挙が迫るなか、戦争法の危険性と廃止の重要性を訴える意義が大きいことから、署名は6月30日まで継続することとします。重ねてのご奮闘をお願いします。」 これを受けて憲法生駒共同センターは、5月は3日と19日に生駒駅で署名・宣伝活動を行います。(下記予定参照)

● 参院選1人区 野党統一候補が次々と実現、何としても自民に勝とう!
 夏の参院選にむけて、市民組織の後押しを受けて、全国32ある定数1人区での野党共闘が進んでいます。4月30日現在、青森・秋田・山形・宮城・栃木・群馬・新潟・長野・山梨・石川・福井・滋賀・岡山・鳥取島根合区・徳島高知合区・山口・長崎・宮崎・熊本・沖縄など20選挙区で、統一候補が決定しました。野党共闘が勝利すれば、安倍政権の改憲野望を打ち砕くことができます。奈良は野党協議が進行中。
 
● 「安保法制は憲法違反」初の集団提訴 原告509人、弁護士621人、東京地裁
 4月26日提訴された内容は、①安保法制に基づく自衛隊の出動などの差し止めを求める差し止め訴訟 ②安保法制によって平和的生存権が侵害され、精神的被害を受けたとして国に賠償を求める国家賠償請求訴訟、の2つです。今後、全国15地裁で同様の提訴が予定されており、原告参加者は約2千人に達する予定。安保法制は明白な憲法違反だが、司法がこれを座視するのか、司法の存在意義が問われています。
 
● 無人機攻撃、米国内からの操作でパキスタン民間人965人を殺害
 ラスベガスに近い米ネバダ州で、無人機攻撃についてのシンポジウムが開かれ、クリーチ空軍基地前で抗議行動が行われた。この基地は、アフガン、パキスタン、イエメン、ソマリアなど全世界での無人機遠隔操作の最大拠点の1つ。ブッシュ政権が始めた無人機攻撃を、オバマ政権は急増させました。CIAはパキスタンで423回の無人機攻撃を実施、その88%はオバマ政権以降です。その結果、約4千人が殺害されたが、うち965人がテロとは無関係の民間人です。(以上、シンポジウム報告から)
 

● 「世界で一番貧しい大統領」と言われた南米ウルグアイホセ・ムヒカ前大統領(80)来日
 1935年生まれで、2010年~2015年の間第40代ウルグアイ大統領。ゲリラ活動に参加し、1972年から13年間収監、軍事政権の終焉とともに釈放。4月5日に日本を初訪問、約1週間滞在。
「世界で一番貧しい~」の由来は、その暮らしぶりから。給料の9割を貧しい人々のために寄付、月10万円で暮らす。 4階建てで使用人が30人もいる豪華な大統領公邸に住まず、自分の農場で妻と畑を耕す日々。仕事には愛車の古びたワーゲン(87年型ビートル)を運転して向かう。この車をアラブの富豪から100万ドル(1億円超)で買う話があったが、「友人からもらったから、売れば友人を傷つける」と断った。
 ホセ・ムヒカの言葉「貧しい人とは、無限に欲があり、いくらあっても満足しない人のこと」「少しのモノで満足して生きている自分は質素なだけで、貧しくはない」
 世界から注目を浴びたのは4年前の国連演説。 地球環境がテーマの場で、居並ぶ各国首脳を前に大量生産、大量消費の社会を正面から批判した。「物質的な豊かさだけが人間の幸せか? 地球環境の危機の原因は政治の危機です。乗り越えなければならないのは、私たちの文明のモデルであり、見直すべきは私たちが目指してきた幸せの中身や生き方なのです。」 演説は、日本で子ども向けの絵本になった。
 来日会見で「私たちは戦争を終わらせる義務がある。」昨年の日本の戦争法について「憲法の解釈を変えるということは、日本が先走って大きな過ちを犯している。」

 
● 靖国神社へ真榊奉納、大臣・国会議員ら集団参拝
 安倍首相は4月21日、靖国神社へ「総理大臣 安倍晋三」の肩書きで真榊を奉納、大島衆院議長、山崎参院議長、塩崎厚労相らも真榊を奉納。22日には、高市総務相の他、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長;尾辻元参院副議長)92人が集団で、23日には岩城法相が参拝した。同神社は戦争中、国民を戦場に動員する役割を担い、日本の戦争を「アジア解放の戦争」「自存自衛の正義のたたかい」として美化、東条らA級戦犯を神として合祀する特異な施設。参拝・奉納は同神社と同じ立場を内外に示すもの。
 
● 政府、辺野古浮具(フロート)の撤去開始
 防衛省沖縄防衛局は4月30日、辺野古海上の抗議行動を排除するため設置したフロート(浮具)と、汚濁防止膜(オイルフェンス)の撤去作業を始めました。これは裁判の和解で県知事による埋め立て承認取り消しが効力を回復したため、工事資材の設置の法的根拠がなくなったためです。一歩前進です。

 
     ◎みなさんの、「憲法九条の会・生駒」への賛同募金をお待ちしております。
      「郵便振替口座 00930-9-278631 憲法九条の会・生駒」へお願いします。
         ・・・・・・こ れ か ら の 予 定・・・・・・
5月9日(月)6・9行動 核廃絶署名(11~12時 生駒駅
・5月19日(木)戦争法廃止生駒ロングラン署名(午後2~5時 生駒駅

・5月22日(日)奈良県母親大会(セイセイビル、たけまるホール等)
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・5月23日(月)憲法生駒共同センター運営委員会(12:30~ セイセイビル205)
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・5月30日(月)映画上映「日本と原発4年後」(やまと郡山城ホール)
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6月5日(日)南第2小校区9条の会憲法集会(午後1:30~ 南第2小 宮尾耕二弁護士)

 
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第141回 「憲法九条の会・生駒」運営委員会
        2016年5月10日(火)15:00~17:00 於たけまるホール研修5
当会は運営委員を決めていません。
当日参加された会員(1日運営委員)で構成しています。
        お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。



 

 5月3日生駒で 「アベ政治を許さない」を掲げて大宣伝

生駒では毎月3日、19日は「アベ政治を許さない」、戦争法廃止の ロングラン宣伝署名を行っています。昨日5月3日(火)は、憲法記念日と「アベ政治を許さない」 ロングラン宣伝が重なり、昼の生駒駅は大賑わいでした。

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大勢で風船を膨らませ(写真1)


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しおりを付け(写真2)、

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子供さんにプレゼントしました(写真3)。

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2時からは「アベ政治を許さない」ポスターを掲げてスタンディング(写真4)で「戦争法廃止!、憲法守れ!平和を守れ!」とシュプレヒコールを繰り返しました。

つづいて、2000万署名宣伝行動を行い、延べ35名の参加で121筆の署名と熊本地震救援募金も15,319円が寄せられました。

今回は、奈良県母親大会が5月22日に生駒で開催されることもあって県母親連絡会からも5名が参加されてチラシ配付も行われました。


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途中、駅を通りかけられた前川きよしげ参議院議員も飛び入りでマイクを握り「安保法制反対、憲法守れ」と訴えられました(写真5)。

 

 「この法律だけは絶体あかん、憲法違反や」、「アベさん、恐ろしい」とか言って進んで署名をしてくれる人、小学生の集団に一生懸命説明し署名をしてもらう光景も見られました。中には一人で、19筆、17筆を集める頼もしい方もおられました。


溝川悠介記