「憲法九条の会・生駒」お知らせ2012年4月12日号
・・・(憲法9条に係わる最近の動きから)・・・
自民憲法改正原案を了承、4・28国会提出へ
自民党憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)は3月2日の役員会で、天皇を「元首」、国旗国歌を「表象」とし、「自衛軍の保持」を明記した憲法改正原案を了承しました。サンフランシスコ講和条約発効60周年となる4月28日までに最終案をまとめ、国会提出を目指します。
改正原案は、前文で日本国を「長い歴史と固有の文化を持ち、日本国民統合の象徴である天皇を戴く国家」と規定、国際社会の平和と繁栄への貢献や、自助・互助の精神を強調しています。
さらに現行憲法にはない、武力攻撃や大規模自然災害に対処する「緊急事態条項」も新設、国会の事後承認により首相の判断で財政出動を行うなど、首相の権限を大幅に強化する一方で、国民の私的権利の制限も盛り込みました。
憲法会議が全国総会
憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は3月24日、東京の全労連会館で第47回全国総会を開き、9条や25条など憲法を守る世論を多数派にしようとの運動方針を採択しました。大阪憲法会議代表は、改憲を掲げて国政進出を図る橋下・「大阪維新の会」が強行した教育・職員基本条例に反対する共同行動について報告しました。
「維新八策」原案で改憲うたう
橋下大阪市長が率いる「大阪維新の会」は3月10日、次期衆院選の公約「維新八策」のたたき台となる「維新政治塾・レジュメ」を発表、その中で①統治機構の作り直し②財政・行政改革③公務員制度改革④教育改革⑤社会保障制度⑥経済政策・雇用政策・税制⑦外交・防衛⑧憲法改正、を柱にしています。具体的には、首相公選制や道州制の導入、参議院改革(最終的には廃止も)、消費税を地方税に、憲法9条は国民投票に、改憲要件は現行3分の2から2分の1に緩和、などとしています。
●3月24日(土)憲法9条の会生駒学習会が「南コミセンせせらぎ」で開かれ、31名が参加しました。東大阪市をはじめ、全国的に育鵬社教科書採択が急増した背景、学校教育の現場の実態、改憲勢力の策動などが詳しく報告され、参加者に大きな感銘を与えました。
・・・・・・・ こ れ か ら の 予 定 ・・・・・・・・・
・4月17日(火)生駒・北葛城9条の会交流会(10時 広陵町公民館)
・5月4日(金)県9条の会;「憲法のいまを考える」小森陽一全国9条の会事務局長講演会(1:30~奈良県文化会館)講演の後①小森陽一さんを囲む交流集会、②分科会(原発と憲法9条)、③分科会(9条の会活動経験交流)、④緊急分科会(橋下問題を考える)などがあります。みなさん、お誘い合わせのうえ、多数ご参加ください。
第92回運営委員会
2012年4月19日(木) 12:30~14:30 中央公民館和室B
当会は運営委員を決めていません。
当日参加された会員(一日運営委員)で構成しています。
お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。
当日参加された会員(一日運営委員)で構成しています。
お時間が許せばご参加賜りたく、ご案内申し上げます。